ゴルフメッキ工房 ブログ
アルファメックによるゴルフメッキ工房ブログです。
ゴルフメッキ工房では、オリジナルゴルフヘッドの製作を主な業務として営業しています。
カスタムヘッド製作やゴルフのことなどを現場から発信していきます。
ドライバーを買った話
今回は全然弊社の仕事内容に関係しない、個人的なアマチュアゴルファーがドライバー買ったよという話です。
ドライバーってどういうタイミングで買い替えるの?
買い替えた今このタイミングでも、替え時が分からないのがゴルフ用品のドライバーとパターですよね?私だけでしょうか、この疑問を持っている人は。
①壊れた時
問答無用で買うしかないでしょう。もしくはゴルフを止めるか。ゴルファー保険に入っていれば、ラッキーぐらいの感覚でしょうか。同じクラブを買い直すなんていうのもありかもしれませんが、そういう人は珍しいでしょう。
②自分に合ってない時
この理由が一番多いと思います。じゃあなぜ買ったんだという話になりますが、一つは全然ゴルフをやらない時期が続いて筋力が落ちたりして、使いこなせなくなってしまったパターンです。もう一つは、確認せずに買ってしまった場合です。
③新モデルが出た時
各メーカーが研究開発し、1年に1度、2年に1度とタイミングの差はあれど新しいモデルを出す際はかなりのプロモーションを打ちます。そのプロモーションに魅了され、期待感を持って購入するという場合です。
④新モデルが出て旧モデルが安くなった時
欲しいと思っていたモデルがマークダウンで値下がりした場合です。③と④は密接な関係がありますね。
私の紆余曲折
915D2になんの不満もないというわけではないのですが、OBが出るのは振り方の問題ですが、ゴルフを始めてからほとんど別のクラブを使ったことがない身としては常に自分に合うクラブが他にもあるのではないかという、愛用ドライバーを信じられない情けない自分がいて、その度に6万円以上出して買ったんだから折れるまで使おうと、自分を律してきたつもりでした。
それでも買い替えたい気持ちが抑えられず、昨年海外サイトでドライバーの買い替えに挑戦した際は、上記の④にさらに海外サイトならではの価格の安さに惹かれて酷い目にあったわけで、例え定価の半額以下で買えたとしても、結果として②の自分に合っていない確率が高いので安物買いの銭失いになる可能性があったなと、今の段階で買わなくてよかったと思っています。
それで、やっぱりフィッティングは大事だよなーと思って大型量販店さんへも足を運んだんですが、自分の使っているドライバーを持ち込んで、スペックが近いものをと聞いたのに、その店員さんが売りたいであろうテイラーメイドのSIMを薦められて、振らせてももらえなかったので気持ちが萎えて買わずに帰りました。
今思えば、折れるまで使おうと思っていたわけですが、通販で買おうとした瞬間から買い替えることだけを考えていたわけで、そうなると自分のドライバーに信頼感とかそう言ったものが薄れてきてしまうんですよね。まあ、折れてしまったらかなり困るので、折れる前に買い替えられてよかったんですけど。
購入のきっかけ
仕事でお邪魔させていただいたゴルフショップ様で、仕事が一区切りついたタイミングで、ドライバーを買い替えたいと思っていると相談を持ちかけさせてもらいました。もちろんあちらもお仕事として真摯にお付き合いいただき、試打をさせてもらい、すぐに購入を決めました。
大型量販店の時とは違って、まず今自分が使っているタイトリストの最新機種を打たせてくれたことです。当たり前ですが、それが嬉しかったです。6年以上前に発売されたモデルを使っていたので、どれだけ違っているか期待があったのですが、思うような結果が得られず、あまりあっていないなということが確認できて、試打しにきた甲斐があったなと思いました。タイトリストからの買い替えの場合、今のヘッドから今のシャフトを抜いてそのまま差し込むことが出来るのですが、ヘッドの感覚があっていないという直感があり、差し替えてもヘッドが綺麗になるだけで何も変わらないなと思い、今使っているシャフトの再利用の線は捨てて、PINGのG425LSTを選びました。
全く分析機器の知識がないのでお恥ずかしいのですが、ヘッドスピードの遷移をグラフ化してくれ他ものを見ると、PINGが標準設定に入れている三菱ケミカル社のTenseiが今使っているものと似ていたので違和感なく振れていたと種明かしされました。
その結果、金額を聞かずに「買います」と言ってしまっていたのですが、某通販サイトの価格と同じぐらいにしていただいていたのでありがたかったです。
見習いたいセールステクニック
私もセールスマンの端くれとして過ごしてきた期間があったのですが、人にものを買っていただくという行為の中で、重要視すべき点は今回の私の購買体験にも重なるのですが、悩んでいるところに適切にに寄り添うことだと思いました。
悩んでいるところが価格というのは、石油王やお金配りおじさん以外なかなかいないと思うのですが、「買いたい!じゃあいくら?」というステップまで、いかにして買えない理由を無くしていくかを丁寧にやっていくことが大事だと思います。
6年ぶりの結構高い買い物だったのですが、「買わされた〜」というより「良い買い物させてもらった」と思わせられた、良い体験でした。