ゴルフメッキ工房 ブログ

アルファメックによるゴルフメッキ工房ブログです。
ゴルフメッキ工房では、オリジナルゴルフヘッドの製作を主な業務として営業しています。
カスタムヘッド製作やゴルフのことなどを現場から発信していきます。

ハードブラックについて

20年以上前ブレイクした呼称ハードブラックメッキを再びラインナップに加えることが正式に決まりました。

各モデル紹介

ハードブラック・艶消し仕上げ

ハードブラック艶消し仕様は、サンドブラストによって下地ニッケルメッキの光沢感を消し、太陽光の反射を感じさせにくいより実践的なタイプです。

ハードブラック・サテン仕上げ

ハードブラックサテン仕上げは、下地ニッケルメッキにサテンバフ研磨をかけ、ヘアラインの入ったサテン調に仕上げます。

ハードブラック・ミラー仕上げ

ハードブラックミラー仕上げは、下地ニッケルメッキにミラー研磨をかけます。撮影したカメラが当然のように反射して映り込んでいます。開発当初、ブルーブラックと呼んでいましたが、ハードブラックファミリーの中でこれだけ名前を変えるのも複雑になるのでミラー仕上げとして落ち着かせました。色味は青系の黒です。

ハードブラックの特徴

ハードブラックは、三価クロムメッキという六価クロムフリーのメッキ液を利用した、装飾目的のクロムメッキです。クロムメッキは青白い輝きを持つことが特徴ですが、三価クロムメッキは若干グレーっぽい色合いに仕上がるため、世の中に出始めた頃はあまり流行しませんでした。クロムメッキの輝きに劣るからです。しかし、高級品に黒系の色合いが採用され始めた際に、塗装とは違う金属の質感を求める方の要望に応え、様々な黒の色調を表現できる三価クロムメッキに注目が集まりました。自動車の電装関係や、フロントグリルなどに採用されています。

メッキ膜厚は厚付けすることが困難で、1μm(1/1000mm)未満しかありません。我々の研究開発の中で、薄膜は色が剥げてしまいダメだという先入観がありましたが、下地のダブルニッケルと同化して外観上問題ない使用感で使い続けることが出来ます。

使用感のあるハードブラックミラー仕上げ

薄付けであるが故に、一般的なクロムメッキ(5μm)よりも打感が柔らかいというところも大きな特徴です。

ハードブラックの欠点はキャビティバック

ハードブラックは付きまわりの悪い三価クロムメッキであるため、どうしてもキャビティの深いタイプのアイアンや、パターには適用することが出来ません。ある程度間口が広く入りやすいものを除いて、フルキャビティアイアンと、パター全般はお断りさせて頂いております。

個別に可能であるかどうかご判断がつきにくいようでしたら、お問い合わせフォームからモデル名を明記した上でご確認のご連絡を頂ければ対応致します。

費用

アイアン・ウェッジ

5,500円(税込み)

パター

基本対応不可

その他費用は、送料、ヤマトコレクト手数料、リシャフト工賃3,850円(税込み)等。詳しくは料金ページからご確認いただけます。

2023年11月16日より上記価格にてお承り致しております。