ゴルフメッキ工房 ブログ
アルファメックによるゴルフメッキ工房ブログです。
ゴルフメッキ工房では、オリジナルゴルフヘッドの製作を主な業務として営業しています。
カスタムヘッド製作やゴルフのことなどを現場から発信していきます。
レーザー距離計
少し前にレーザー距離計を購入しました。世の中に数多くのレビュー記事や、使ったことがある人が多い状況ではありますが、私なりに良い点と悪い点に的を絞ってお伝えしたいと思います。

先に良い点
正確な距離が分かる(笑)
本当にほぼ間違いなく距離が正確に出るので、当たり前ですが最初は驚きました。そして、意外だったのが50ヤード以内でアプローチしようとしたときに、自分の判断と距離がズレていることが多かったので、かえってアプローチの時に多用するようになりました。
Applewatchが、正確な時間も分かるみたいな冗談に通じるものがあります。
ナビが無いコース
カートにコースナビが付いているゴルフ場だとアベレージゴルファーレベルであれば、レーザー距離計は不要だなと思います。カートからピンまでの距離と、グリーンのエッジからの距離が載っているので特段それさえあれば困ることはありません。なので逆にナビが無いコースに行くとき、同伴者の一人でも持っていれば随分助かることがあります。排水溝に書き込まれたヤーデージも探すのに一苦労することがあるので。
困るのは隣のホールへ打ち込んで、そこがセーフゾーンだった時ぐらいです。
同伴者に感謝される
PAR3のティーイングエリアや、ロングホールの2打目3打目を打つシーンで、同伴者からレーザー距離計を持って計測していると、距離を聞かれることがあります。自分が測っているだけなので、ついでに伝えるわけですが、非常に感謝されるので、積極的に距離は伝えて行くようにしています。
距離を伝えた後に、「あ、クラブが大きすぎる!」と慌ててカートまで走って行く場面も増えましたが。
縦距離のエラーに敏感になる
正確な距離を測ってから打つので、真っすぐ打って行けた時にショートした場合、オーバーした場合に、ショットのエラーなのか、番手が間違っているのか、またどのぐらいの誤差があるのかを捉えられる様になります。
トッププレイヤーは特に縦距離を正確に合わせてくると言われていますが、練習場でレンジボールを打つのと、ゴルフ場で本球を打つのとでは全く違ってくるので、自分自身のデータ収集に役立てられて、より精度の高いゴルフが楽しめるようになります。
そもそもフックやスライスを打っていては問題外ですが。
ここからは悪い点
邪魔
なるべく邪魔にならないものをと考えて、店舗で色々試しましたが、小さすぎるものはレンズも小さくて、視野角が狭いので見にくいという欠点があるため、若干存在感のあるサイズのものを選びました。
ベルトに取り付けられるのですが、はっきり言って邪魔でした。ボールケースは腰からぶら下げているのですが、やはりベルトにもう一つ付属品が付くとそれだけで邪魔で、結局バッグに入れてカートから持って行って測るというスタイルになったので使用頻度が下がってしまいました。
ピンが見えない時困る
腕時計型GPS距離計との悩みどころですが、結局ピンが見えない時などブラインドホールでは、別の目印を探してそこから逆算しなければいけないので、コースをある程度知っているか、詳細の地図を見ないと分からないことが結構あります。
電池切れ
当たり前ですが、電池切れするとただの単眼鏡になります。ボールを探す時にちょっと役立つかなと思うぐらいで、邪魔です。
時間が掛かる
高級品を使えば、手振れ補正が付いているので素早く検知出来ますが、間が悪い人が使うと時間が掛かって、遅延プレーの原因になってしまいます。
少し愚痴になってしまいますが、ゴルフでこの人は間が悪いなと思ってしまうのは、全て自分の番が来てから行動を開始する人を見た時です。その人なりのルーティン動作があって、目標を見定めたり、素振りをしたり、アドレスをきっちりとるのは非常に大事なことですが、そこに距離を測る動作を「え?今!?」というタイミングで入れてくる人を見るとイラっとしてしまいます(笑)
とにかくさりげなく自分の打順が来るまでにやっておきたいですね。
総合的にジャッジ
自分としては、買ってしまった以上バッグに入れてますが、ほとんどの場合不要なので使う機会が無い状態です。とにかく邪魔なのと、1動作増えてしまうというのがストレスです。競技志向の方はマストアイテムだと思うので、シビアな距離を大切にされたい方には買った方がいいですよとおススメしておきます。14本目の次は・・・と。
20ヤード以内のアプローチでは、もし余裕があれば歩測が自分の中では最もしっくりきています。グリーンエッジからピンまでの距離と、グリーンエッジまでのボールからの距離とを把握することは、ピッチ&ランを行う時に非常に参考になりますし、転がりを予想するのも離れたところから見るよりもうんと精度が上がるからです。目測である程度予測を立ててから歩測すると全然距離が違ったりするので、今後も続けたいと思います。
もしどの距離計が良いか聞かれたら、自分が持っているものを軸にして言えば、なるべくレンズが大きいブッシュネルのものか、手振れ補正のついたNikonのものを選ぶべきだと伝えています。先にも書きましたが、計測時の遅延は自分のリズムを崩すことにも繋がるし、同伴者のリズムを崩すと自分にも跳ね返ってくるので、出来るだけスムーズに計測出来る方がいいためです。
予算の制約があって、1万円未満の機種を買われる方もいますが、小さくて堅牢性が低いものを買うと壊れやすいので絶対おすすめしませんし、結果的にランクアップさせたいと思ってしまい余計な予算が必要になるので、絶対に止めておいてください。
とにかくある程度費用の掛かる買い物なので、このブログを参考にしてもらって、ご自身がプレーされるコースにナビがあるか無いかも含めて本当に必要なのか考えてみてください。