ゴルフメッキ工房 ブログ

アルファメックによるゴルフメッキ工房ブログです。
ゴルフメッキ工房では、オリジナルゴルフヘッドの製作を主な業務として営業しています。
カスタムヘッド製作やゴルフのことなどを現場から発信していきます。

もしも偽造品に遭遇したら

ゴルフメッキ工房に送られてくるお客様の大切なゴルフヘッド。中には物凄く高価な、誰もが憧れる製品がございます。しかしながら、残念なことにその中には偽造品(イミテーション)が混ざっていることがあります。高級品は流通量が少なく、インターネット上に情報が全くないものが多い為、そういったケースにお気づきにならず購入されていることがあります。

我々アルファメックのゴルフメッキ工房スタッフは、ゴルフクラブ表面処理のプロです。全てのメーカーの製品について把握しているわけではありませんが、通常では考えられない素材が使われている場合や、加工に対して疑念を持った場合、しっかりとお調べして、お客様には真実をお伝えするようにしております。

ケース.1 使われるはずがないアルミ

某有名パターで、使われるはずがないアルミが含まれていたことがありました。メッキは前工程として、表面に着いた油分を完全に除去しなければ信頼性の高い密着を得ることが出来ず剥がれてしまいます。そのため、強アルカリ性の脱脂剤と呼ばれる、所謂洗剤を溶かしたお湯に浸からせます。その時、アルミは強アルカリ性に溶けてしまうので、泡が出始めておかしいぞと気付いたわけです。お客様には別の事実をお伝えし、別の表面処理へ切り替えて頂くこととなりました。

ケース.2 塗装で上から隠していた

これまた某有名メーカー品。あるはずの模様が巧妙に塗装で上から隠されていました。メッキ処理前に、全ての塗装とメッキは綺麗に剥がします。その際、塗装が剥げて下地から本来見えているべきものが出て来たと言うわけです。

重要なことはしっかりとご確認頂くこと

残念ながら、我々がメッキを依頼され、お品物をお預かりしたタイミングでは、そういった違いについてのご指摘と、処理を中止するかのお伺いぐらいしかお客様に対して出来ることがありません。

例えば100万円するパターが20万円で売られていたとして、「掘り出し物だ!」と飛びつくのではなく、「何かウラがあるかもしれない。」と怪しむかで、そういったリスクを避けることが出来るかもしれません。

さいごに

分からないことがあれば、こちらはプロです。なんでもご質問ください。

06-6971-3358(ゴルフメッキ工房直通)