ゴルフメッキ工房 ブログ

アルファメックによるゴルフメッキ工房ブログです。
ゴルフメッキ工房では、オリジナルゴルフヘッドの製作を主な業務として営業しています。
カスタムヘッド製作やゴルフのことなどを現場から発信していきます。

GW(ギャップウェッジ)でショートゲームの武器を増やす

皆さんはキャディバッグの中に14本、何を入れますか?

一般的にはドライバーからフェアウェイウッドを2~3本、ユーティリティを1~2本、アイアンを5~7本、ウェッジをPW,AW,SWの3本、そしてパターの合計14本で戦うわけですが、自分にとってのカスタマイズが出来るところがゴルフの面白さでもあります。

理想はミドルホールでは出来るだけドライバーで遠くまで運んで、150yd以内のパーオンから2パット以内でのパープレイですが、距離が足りずロングアイアンに自信がないのでユーティリティに頼ったり、セカンドショットの正確性に欠き、3打目でなんとか寄せたいのでウェッジを増やしたりと、色んな選択肢があります。

私は今回、ユーティリティを抜いてウェッジを足す選択をしました。理由は、ドライバーの飛距離がある程度稼げることと、ロングアイアンやユーティリティを使用する場面というのが、ドライバーでのミスショット後であるケースが多く、ライが悪い所から打つのでさらにミスショットが続く二次災害の確立が高いので、あえてそういったギア設定にしました。

ギャップウェッジという言葉はこの48°のロフト角(正確には49°に設定しました)にあるように、ピッチングウェッジとアプローチウェッジやサンドウェッジのギャップを埋めるために存在するもののようで、フルショットで20yd近く差があるため、ピッチングウェッジでその間を調整するような技術が無い私からすると、持つべきクラブだという結論に至りました。

どういう経緯か分かりませんが、30年ほど前からアイアンのロフトは立ち上がり始め、その影響でPWはロフト角が48°前後から46°より低くなってきたようです。そうなると、本数制限の影響でPWとAWの間に埋めなければならないギャップが出来上がったというわけです。

しかも、軟鉄鍛造クラブの場合、微妙なロフト角の調整がいとも簡単に何度も出来るので、自分に合ったクラブを必要とされる方は是非ギアにはこだわりを持って軟鉄鍛造+メッキの選択をして頂ければなと思う次第です。