フィッティング

なぜ身長が人それぞれバラバラなのにシャフト長を購入するときに選べないのかということを常々思っています。

シャフト長は170センチの人間が持って自然に構えられるように作られていると聞きました。190センチと150センチの人間が、一般的な市販のゴルフクラブを上手く扱えるとは到底思えませんし、使えるとしたらとっても器用な方か正しい振り方じゃない可能性があります。

190センチの人が自然に構えてボールを打つと、ライが寝るのでトゥーが引っかかってフェースが開き、スライスボールが出る可能性が高いです。

逆に150センチの人が自然に構えてボールを打つと、ライが立ってトゥーが浮いて、フェースが閉じやすくなるので、フックボールが出る可能性が高いです。

こう考えると、ゴルフショップでクラブを買う時に店員が一言「あなたの身長ならシャフト交換を強くお勧めします」と声掛けするのが当たり前かなと思います。しかしながら、私の友人で190センチ近くあるのに普通のゴルフクラブを当たり前のように使っていて、思ったボールが打てないので面白くないとぼやいていました。残念で仕方ないです。

ただし、これまで長さの合わないシャフトを使っていた人は、シャフトを長くしたり短くすると、重量が重くなったり軽くなったりして、振れなくなるか思った以上に飛んだり飛ばなくなったりする可能性も大いにあります。軟鉄鍛造アイアンやカチャカチャがついたウッドであればライ角の調整が出来ますが、限度があります。

初心者こそフィッティングをして欲しい

ゴルフを始めて辞めてしまう原因を、ファーストクラブで作らないでほしいと思います。私自身、身長は170センチ台前半でシャフト長で悩んだことは一度もありませんが、シャフトの硬さや重さが合わず、初めてから1年間で3回ドライバーを買い替え、5年間で4回アイアンセットのシャフトを入れ替えました。ゴルフを始めた6年前の自分に、10万円高く払ってでもフィッティングしてからクラブを買えと言ってあげたいです。

ゴルフが上手いか下手かどうかの前に、なにもドラえもんの秘密道具じゃないにせよ、自分にフィットしたサイズとスペックの道具を使わないことには、その道具に合わせて自分を作っていかなければならないことになり、無駄な労力がかかるばかりか、離れて行ってしまう原因を作りかねません。私の場合仕事上ゴルフからは逃げられないので、道具を合わせに行くのに必要以上に労力と費用をかける羽目になりましたが。(そして今でも結果を出せずにいますが・笑)

カスタムありきにすべき理由

ゴルフクラブを買う時は、靴を買うのと一緒でとにかく店舗へ足を運び、ヘッド、シャフト、グリップを試打で選んで決めていくことがトップアマや一部の富裕層だけでなく、ビギナーですら当たり前になるべきです。

  • ビギナー(初心者)のゴルフ嫌いを無くすため
  • クラブ性能をフルに発揮させるため
  • 無駄買いを抑制し高くてもよい物を納得して買わせるため

日本は人口がどんどん減ってきて、メーカーも大量生産大量消費時代が終わりを告げているのにいまだにその方式から脱却できていなかったところに、コロナの影響で国内在庫が減り、価格が落ち着いてきたという話を聞いたところですが、今後は小売店はどんどんカスタム店舗が生き残るようになり、メーカーもそういった個々のオーダーに対応できなければ物が売れない時代が来ています。そんな中強いのは、ユーザーと強いつながりを持って、メーカーに対して必要なものが明確にオーダー出来て、ユーザーを納得させられるプロのフィッターが存在する小売店や工房だと考えています。

ゴルフメッキ工房の存在感をどこでだすのか

我々がサービス展開しているリペア事業は、あくまでも中古市場ありきの話です。高くて良いゴルフクラブが流通すればするほど、長く使い続けたいお客様が増えるので、メッキを剥離して再メッキ出来る設備と技術を求められるチャンスが増えると考えています。

なので、上に挙げたようにカスタムありきの売り方が広がるように、後方射撃でショップ、工房、地クラブメーカーの品質向上や顧客要望の吸い上げをお手伝いしていけたらなと思っております。


お問合
わせ

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