ゴルフメッキ工房 ブログ

アルファメックによるゴルフメッキ工房ブログです。
ゴルフメッキ工房では、オリジナルゴルフヘッドの製作を主な業務として営業しています。
カスタムヘッド製作やゴルフのことなどを現場から発信していきます。

ゴルフとビジネス①

ゴルフに興味はあるが、始めるに至っていない人に向けてちょっとした連載記事を書こうと考えました。題してゴルフとビジネス。ビジネスマンとゴルフは切っても切れない関係です。少しでも参入障壁を無くしたいということで、お付き合いいただければ幸いです。

始めに自己紹介です。私は大正13年からメッキ一本でやってきた会社の4代目です。今でこそ仕事の半分をゴルフに捧げていますが、学生時代は柔道部に所属していましたし、サラリーマンで別の会社に勤めていた間5年間はゴルフを全くやったことがありませんでした。その時やっていれば良かったと思う反面、何故やらなかったかという、敢えてやらない人の気持ちも分かるため、ゴルフをやろうか迷ってる人の気持ちには寄り添えるかと思います。

ゴルフをやらなかった理由

大学卒業後就職した会社で、東京の事務所に営業職として配属されました。ゴルフをやらなかった理由は「やると損する」と思っていたからに他なりません。この気持ちに嘘はつきたくないので敢えて本当のことを書きました。

ゴルフに対して抱く負のイメージを当時の私の中でランキング化していました。

  1. せっかくの休みが丸1日潰れる
  2. お金がかかる
  3. 車が無い

1.せっかくの休みが丸1日潰れる

全ての理由について言えることは、ゴルフを何も分かっていないから出る発想で、いっぺんやってみたら180度イメージを覆すことが可能なのですが、丸1日費やして遊ぶスポーツであるということは事実なので、もし別の何かに時間を遣いたいと考えているのであれば、それは仕方のないことかもしれません。ただし、当時の私は独身で一人暮らしで何の制約もなく、休みの日に何をしていたかと言えば、田舎者だったのでとにかくひたすら一人で東京観光をしていました。非常に残念な20代の休日を送っていました。ゴルフをしていればよかった。

2.お金がかかる

また別の連載で詳しく書きますが、ゴルフは道具を揃えたりプレーするだけでお金がかかるという世間一般の風評被害を私はもろに信じ切っていました。当然、ゴルフクラブは高級品なので、なかなか簡単に20代のサラリーマンが購入することは出来ないのですが、道具さえ揃えてしまえば意外とお金がかからない趣味だということが認知されていないのも悲しい事実です。当時の自分にゴルフセットを贈ってあげたいです。

3.車が無い

当時、何度かあったゴルフを始めないかと言う誘いに、「車が無いから始めようにも始められない」と答えていました。しかし、関東で仕事をする方は意外と自動車を持っていないのにゴルフをしている人が多く、とりあえず始めてみて、どうしても必要だったら車を買うという選択肢もあるということを後から知りました。現在はカーシェアリングが普及していて、車なんか無くても大丈夫という状況なのですが、10年以上前でもいくらでもやりようがあったと後悔しています。

また、その当時思いがけず巡り合ったチャンスを不意にしていたことも悔やまれます。

超エグゼクティブからの誘い

超エグゼクティブとは、昔勤めていた会社の役員のことですが、ただの役員ではなく親会社から社長より強い権限を持ってやってきていた方たちのことを指します。ゴルフのハンディキャップのように、社員全員に階級を表す数字が付与されていて、数字が大きくなればなるほど偉いのですが、私の2倍ぐらいの数字でびっくりした記憶がありました。ある宴席で、その超エグゼクティブとしゃべる機会があり、「君はゴルフをやらないのか?今度どうだ?」と言われて、上のような言い訳をしてしまい不意にしたのですが、冷静に考えればそこから1か月ぐらいあればラウンドするぐらいだったら可能だったなと強く後悔しています。

別に今自分の家に戻って仕事をしている上で、勤めていた会社でのステップアップにはそこまでこだわっていませんでしたが、自分が普段接していた上司よりも遥か上の存在と直接プライベートでつながりを持つという体験を、20代の内に出来たらどれだけ有意義なことだったろうと、今になっても本当に情けない気持ちになります。

ゴルフは非常に良く出来た社交スポーツ

ゴルフは1組4人のプレイヤーと1人のキャディでコースを進め、昼休憩を挟んで朝から夕方まで長時間にわたって互いに競い合い、称え合い、慰め合い、振り返り合えることで共感が生まれ、親密度を一気に深めることが出来るビジネスにもってこいのスポーツです。その気になれば80回以上相手のことを褒めることが出来ます。

また、これから関係性を構築したいと考える相手を見定める場としては、場面場面での態度を観察することが出来るため、たった6時間程度のことでその後長い期間に被る不利益を未然に回避することや、それこそ逆に末永い付き合いに出来そうかなどを観るいい機会であることが言えます。

今後も連載形式で私の経験を絡めながら、ゴルフとビジネスの関連性について書いていきたいと思います。読んでいただきありがとうございます。